牧之原市立榛原中学校

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1人1台のPCで共同実験のレポートを作成しました。news

【授業内容】
 本年度から生徒に1人1台のパソコン(クロームブック)が配布されました。前回に続いてパソコンを活用した授業についてご紹介します。

 長谷川教諭の理科「坂道を走る台車が加速する理由を考え、実験で確かめよう」(3年生)では、クロームブックを一人ひとりが活用する様子が見られました。授業の内容は、上記に示したテーマについて生徒達自身が考えた実験方法で実験を行い、教諭が事前に作成した簡易なテンプレートに沿ってレポートで報告するというものです。生徒たちは、Googleドキュメントの「共有」機能を使ってファイルを班ごとに共同編集することでレポートを作成していきます。

【PCを使い多様な方法で記録】
 生徒たちは、理科の醍醐味である実験を、代車・はかり・木材・椅子などを使って、自分たちで考えた実験方法で実施します。様々なシチュエーションを想定して、失敗しながら実験を何度も繰り返します。その実験結果や考察、結論、新たな疑問をクロームブックを使ってレポートとして仕上げていきます。
 クロームブックが導入されたことで、インターネット上のストップウォッチを使って測定したり、写真や動画を取って実験結果に貼り付けたりして、従来とは違った実験結果の記録が可能となりました。また、共同編集機能を使うことで、見た人に伝わる言葉の選び方や写真の配置の仕方などを工夫する様子も見られました。
 これまでは、教師が用意した実験方法で実験を行うことが多かったのですが、クロームブックを使用することで、より自由度の高い、生徒の発想による実験をすることができると感じます。

【教諭の狙い】
 長谷川教諭は「子供たちのほうが大人よりも柔軟な発想でクロームブックを使うことができている印象があります。ストップウォッチを使いたいという思いが生まれたとき、クロームブックを使いインターネットを活用すれば計れると発想が生まれていました。これは、クロームブックをツール化している表れの一つでした。
 またレポートを書くことで、わかりやすい文章や見出しを考えたり、動画や写真、あるいは表などを効果的に使う必要があります。理科という教科に収まらない、スキルを高めるという観点でも、やはりICTは有効だと思っています。」と話してくれました。

 ICTの活用はまだ始まったばかりですが、教員の思いを反映した実践が実施されています。

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